中野四葉「まにまにりぽーと」
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1:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:14:48.19 ID:gUiBlRD20
五等分の花嫁のss。R18。

過去スレ貼るのが面倒になったのでそっちは皆様に丸投げ。


2:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:15:31.94 ID:gUiBlRD20
「うげっ」
「その反応は人としてどうなのよ」

 チラシに挟まっていた特売情報に釣られてやって来た、日頃利用しないスーパーで知った顔に遭遇した。時に、この知った顔という表現は俺にとってかなり厄介なものであるように思える。なにせ、別人のくせに顔が同じという面倒な連中と付き合いを持ってしまっているものだから。


3:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:16:22.17 ID:gUiBlRD20
「ちょうどいいから手を貸しなさいよ。この卵、おひとり様一パックまでらしいから」
「……ったく」

 差し出された10個入り1セットの生卵を渋々受け取る。我が家ほどではないが、彼女たちの家計も贅沢が許されないレベルのものなのは知っているので、ここで無碍に断るのは良心が痛む。本当は、もっと他に痛めるべきポイントがあるのかもしれないが。
 元から自分が持っていた買い物カゴにそのパックを詰め込み、ゆっくりフェードアウトしようとしたところで彼女に腕を掴まれる。二乃は、こういう時に簡単には逃がしてはくれない奴だ。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:16:58.40 ID:gUiBlRD20
「あんたにどっか行かれたら意味ないじゃない」
「そこはほら、また後日的な」
「待ってる間に消費期限が来ちゃうわよ」

 たいてい二週間くらいの猶予はあるのだし、それに間に合わないことはないだろうと思った。しかし、その言葉は胸の奥底にしまいこむ。揚げ足を取るのはいいが、そうすると自分の揚げ足が取られる確率まで上がってしまうからだ。失言や失態と無縁ではない生き方をしている自覚があるのも相まって、ここで余計なことをするのは悪手だという直感が走った。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:17:44.47 ID:gUiBlRD20
「逃げないっての」
「分かってるわよ」
「それが分かるなら俺の言いたいことも察しろ」

 言葉を濁して自分の意思を他人に推し量ってもらうというのは酷い甘えだし、傲慢であるとも思う。だが、その理由を口に出すのも出すので憚られるという極大のジレンマが、俺の動きを鈍らせた。公衆の面前で女子と引っ付くのが恥ずかしいだなんて、堂々と言えることではない。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:18:16.26 ID:gUiBlRD20
「もちろんわざとやってるんだけど、なんでだと思う?」
「なぜクイズ」
「正解は、見せつけたいから、でした」
「答えさせてもくれないのか……」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:19:05.32 ID:gUiBlRD20
「しょうがないでしょ。こうでもしないとあんた、私のこと意識もしないんだろうし」
「俺はそこまで鈍い奴だと思われてんのか」
「思ってるからやってるのよ」

 ごもっとも。だからといって受け流せるかといえば、それもまた別問題だが。
以下略 AAS



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