不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
11:プロタゴラス
2019/02/04(月) 23:46:47.38 ID:LXX+6+Jq0
誰の声だろう、と頭の中を巡らせるが心当たりがない。その声は女性らしかったのだが、僕が女性と話すということはほとんど無かったからだった。逆にいうと、話したことのある女子たちのどの声とも、その声は違って聞こえていたのである。

顔を見せたくなかったが、僕はとうとう諦めてそちらを振り返り、声の主を見た。

ワンピース姿の、本を抱えた一人の少女。首からフィルムカメラと思しきものをぶら下げている。

あぁ、と僕は思い出した。あんな古めかしいものを持っているのは彼女しかいない。

「……久しぶり、由美だよ。覚えてるかな?」

そうだ。秋野由美。中学時代のクラスメイト。



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