不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
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10:プロタゴラス
2019/02/04(月) 23:44:05.41 ID:LXX+6+Jq0
どれくらい経っただろう。天窓から差していた日の光はすっかり沈んでいた。結局、2冊目の7割くらいのところで、僕は切り上げた。

本を元の場所に返す作業は、我ながらすっかり慣れていた。昔、ここの司書になりたいと思っていた時があるくらいだ。どの棚にどの本があるのか、大体の検討はついていた。

これを繰り返す日々。
それで十分だ、と思っていた。

最後の本をしまい終えて、立ち去ろうとした。すると、

「誠治……くん?」

不意に後ろから名前を呼ぶのが聞こえた。


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