不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
1- 20
3:プロタゴラス
2019/02/04(月) 22:41:28.00 ID:LXX+6+Jq0
半年



馬鹿らしい、と思った。実に馬鹿らしい。
17年棒に振った人生が突然、あと半年しか生きられないと言われた瞬間に、悔いへと変わるのが分かった。そして、馬鹿らしい、と心の中で吐き捨てた。

「とりあえず、幸福増進剤の注射と、思考洗浄、あとは不適切なマスメディアとの接触を避けてください」

そう言われると、僕は診察室を後にした。


制服のまま、僕は診療所の席に座った。地面についた染みを眺めて、そして笑った。目から涙が出た。嬉し涙だった。おそらく周りから見れば、不幸の病を知らされて、さぞ絶望しているのだろう、と思われることだろう。現に、僕の横にいるひとりの老人が、静かにハンカチを差し出した。あえて無視をして、そのまま下を向いていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
89Res/44.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice