17: ◆TgtWYAjzAI[saga]
2019/02/05(火) 21:22:45.98 ID:9ypMm1dQ0
精霊「最寄りの町まで案内してやるといいお。もちろん無条件だお」
精霊術師「わかった」
【精霊の導き】の結果、二人を最寄りの町まで案内してあげることにした。
森を含む周辺地域は、精霊術師の最近の仕事場であったし、土地勘もある。町まで少し距離があること以外、さしたる問題もない。
多少なりとも情の移った二人を見捨てるのは忍びないし、何より【精霊の導き】の結果は絶対なのだ。
精霊術師「使用人さん、町まで、一緒に向かいましょう」
使用人「!? ……いいのですか?」
精霊術師「はい、どうせ私も町による予定でしたから、ついでです。報酬もいりません」
使用人「ありがとう、ございます」ポロポロ
お嬢様「精霊術師と一緒?」
使用人「そうですよ、町まで一緒です」
お嬢様「やったー!」キャッキャ
精霊術師(精霊石の価値を考えたらそのくらいが妥当な気もするし、そんなに喜ばれるとこっちが申し訳ないかも……)
感極まり涙をこぼし始めた使用人と、無邪気に喜ぶお嬢様の様子に、精霊術師はわずかな気まずさを覚えた。
その日の晩は精霊術師と使用人が交代で火の番をして眠りについた。
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