56:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:03:08.04 ID:kEcSo673O
責任者の方々に挨拶をし、私達は車内へと戻ってきました。
エンジンを掛けたもののPさんは車を出さず、私もまた余韻に浸ったように呆然としていました。
少ししてPさんはようやく、そっと私に訊ねてきます。
「森久保……今日の見学は、どうだった?」
思い返しながら、私は言葉を探します。
「う……なんというか、凄い物を見た気がします」
「あぁ、確かに。今日は凄い物を見たよ」
そして、またしても二人揃って、黙り込んでしまいます。
息を静かに吸って、今度は私がPさんに訊ねました。
「Pさん…もし。もしも仮に、ですけど……。その、もりくぼが……アイドルとしての活動、しっかり取り組みたいと言ったら……」
一瞬躊躇ってから、言葉を続けます。
「あ、あんな風に……なれるのでしょうか」
声が震えたのは緊張のせいか、恐怖のせいか。それとも……期待のせいでしょうか。
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