71:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:20:39.63 ID:kEcSo673O
ライブに見入って、長話をして、泣いて、手を握り合っている間に。外はすっかり暮れていました。
暗い夜の景色の中、道路に遠くまで白線が伸びています。それが私達の前に続くレールのようで、何だか私は嬉しくなっていました。
そんなお店へ向かう車内で、三度あの曲が流れました。
二人して黙って聞き入った後、私は口を開きます。
「やっぱり……良い曲ですね、これ」
「あぁ、やっぱ良い曲だ」
少し間を開けて、ぽつりと私は付け足します。
「……と、特に『キレイな夢を見たんだ』っていうのが、気に入りました」
私の言葉にPさんは肩を揺らすようにして笑っていました。
そして、前を向いたまま言います。
「……うん、乃々。 俺もそう思う」
──私達のキレイな夢は、今始まったばかりなのです。
【終わり】
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