948:オパビー[saga]
2019/03/22(金) 16:33:30.22 ID:ONlERJ+60
馬鹿。
私「今すぐ離れろおおおおおっ!!」
私は駆け出した。
ルイ「え?」
何も分かっていない、といった顔で、ルイがそんな声を上げた。
ぶううん、と一匹の蜂が巣から出てきた。
その蜂は自分の巣の近くにいる外敵、すなわち、ルイにロックオンした。
蜂は有無を言わせず、突撃した。
じゅぐっ
ルイ「………ぁっ?」
嫌な音がして、ルイの前脚に蜂の針が突き刺さった。
ルイ「ーーーーーっ!」
ルイが暴れる。
しまった、間に合わなかった。
がっ、とルイの足が蜂の巣に当たり、黒い雲のような、大量の蜂がぶわぁっ、と出てきた。
私の手が、そこでようやくルイに届いた。
ルイを抱え込み、転がる。
大量の蜂が、私とルイを襲った。
ドスドスと私の背中に何百もの蜂が突き刺さる。
痛あああああああっ!
腕の中にいるルイにも蜂が襲いかかる。
不味いっ!
ルイ「いやああああああああっ!」
業っ
爆炎が、辺りを覆った。
パニックになったルイが、力を制御できなくなったのだ。
蜂が死に絶え、木々に火が燃え移る。
私「ぐああああああっ! ルイ、ルイイイイッ! 落ち着けえええっ!」
ルイ「いやぁっ、ああああっ!」
まるで焼け石を抱えているようだ……………!
ルイは叫びながら暴れている。
その時、フッと熱波と悲鳴が消えた。
ルイが気絶したのだ。
右目が見えない。
私はいまどうなっているのだ?
大火傷は免れないだろう。
それにルイも蜂に刺されている。
あの蜂はガニルアブ。
強力な毒を持っている。
早くしなければ、最悪死に至る。
全身が痛い。
毒と火傷、最悪のコンディションだ。
それでも、宮殿に…………
宮殿に行かなくては………………!
そこから、記憶が無い。
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