【モバマス】池袋晶葉「進学、ライラとのルームシェア」
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5:名無しNIPPER[saga]
2019/02/19(火) 18:26:52.46 ID:drz3oU/MO

 しかし私がアイドルを辞める理由もまたロボットだ。

 アイドル活動を通して、ロボットで人を喜ばせられることを知った。一人でロボットを作っていては絶対に気がつけなかった。

 私はこの感情の虜にされた。

 ロボットをもっと知り、さらにファンを楽しませることに没頭した。そんな私が進学先の大学に機械系の学部を選んだのは当然のことだった。

 講義や実験で独学では得られない沢山の知識を吸収し、それをロボットを通してファンに伝える喜びに変換する。

 大学生とアイドルの二足の草鞋は大変だったが、苦ではなかった。どちらも自分のやりたいことだったから。

 しかし、そんな無茶が長くは続かなかった。

 精神よりも先に体が悲鳴をあげた。3年生の寒い冬のことだった。

 学業、ロボット、それにアイドル業。これは私にとってキャパオーバーだった。

 ある日のレッスンの途中に私は倒れたらしい。

 医者によると疲れと寝不足が原因の貧血だそうだ。

 病院のベッドで目を覚ましたときに見たプロデューサーの表情は今でも覚えている。

 死にそうなほど青い顔が、私が目を覚ましたことに気づくと少年のような笑顔になり、それから鬼のような形相で叱られた。

 このときに私はアイドルかロボット、どちらかを選ばなければならないと漠然と考えていた。

 こんな生活を続けていたら、またこの人を心配させてしまうから。




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