浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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177: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 22:11:29.68 ID:JCUGa/wA0
真奈美「探す手間が省けたな」
のあ「真奈美が言うように半歩先を行かれている。高森さんが電話に出ないのも、時間稼ぎのためかしら」
真奈美「そういうことか、誰のために」
のあ「岡崎泰葉のため」
真奈美「警察に行くまでの時間を稼いだ?」
のあ「見せたいものがあると言っていたわ。その準備でしょうね」
真奈美「もう一つの遺書か」
のあ「おそらく」
真奈美「こちらが知りたいことを知らせてくれる、相手は半歩先にいるな」
のあ「ええ。本当の凶器が見つかったことで、動き始めた」
真奈美「誰かが調査の状況を教えているな」
のあ「ええ。その誰かを特定するのは難しい問題ではない」
真奈美「そうなのか?」
のあ「警察関係者か、捜査の連絡を受けた人物」
真奈美「シスタークラリスか」
のあ「ええ」
真奈美「佐久間君の過去も知っている、他の因縁を知っていてもおかしくはない」
のあ「まゆが自供する前に留美を呼びに来たのもシスターだった」
真奈美「待て。そうなると、凶器の隠蔽にも協力しているのか」
のあ「そうでしょうね。まゆが起訴されるまでに私達が見つけないのならば、車のメンテナンスで見つけたと通報があったはず」
真奈美「シスタークラリスの言葉なら、生徒も先生も信じるだろうな。隠蔽には必要な人物だったのか」
のあ「ええ。私の感想としては、まだ思い通り」
真奈美「思い通り?」
のあ「半歩先を追っている必要はない。追い抜いてしまいましょう」
真奈美「追い抜く、か」
のあ「相手が止まっているこの隙に。少しだけ夏美には雑談を続けてもらいましょう」
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