浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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208: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 22:46:59.08 ID:JCUGa/wA0
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星輪学園・教会
クラリス「……」
のあ「あなたの考えはいかがかしら」
クラリス「そのように思われても、仕方がありません」
真奈美「知っていたんだな」
クラリス「はい。私は知っていました、彼女達の因縁の輪も。今井さんの過ちも」
のあ「思った通りね」
クラリス「しかし、種を蒔いたということは否定させてください」
真奈美「どういう意味だ?」
のあ「事件を起こすために、行ったことではないと言いたいのかしら」
クラリス「その通りです。私は、種から萌芽した毒の扱いを誤ったのです」
のあ「毒も薬も同じもの」
真奈美「シスターの目的は」
クラリス「赦しにより、本当の結びつきを得ることを望みました」
のあ「その企みは成功した」
クラリス「時間はかかりましたが、古ぼけた鎖に彼女達が縛られることはなくなりました」
真奈美「悪い繋がりの輪は既に変化していた」
クラリス「はい。普通ならば得られない強い連帯の輪へと」
のあ「彼女達は、自分達を繋ぐ関係性を知っていたのね」
クラリス「その通りです」
のあ「そうでなければ、あの夜に同調して動けない」
真奈美「しかし、繋ぐ因果の輪に関係ない生徒がいる」
のあ「まずは脇山珠美、彼女は知っていたのかしら」
クラリス「彼女は過去の火事については知っていましたが、輪については知らないはずです」
真奈美「協力はしていたということは」
クラリス「浅野さんと岡崎さんの気持ちを汲み取ったのでしょう。正義感の強い、立派な女性ですから」
のあ「堀裕子は」
クラリス「私にはどこまで知っていたかは分かりかねますが、彼女は輪を無意識のうちに理解していたのではと」
のあ「見かけ以上に鋭いのね」
真奈美「そんな感じはするな、勘が良いタイプだ」
のあ「最後に今井加奈は」
クラリス「彼女は輪については知らないはずです。浅野風香との強い接点を持つからこそ、輪には関わらせませんでした」
のあ「それは、誰の意思かしら」
クラリス「特定の個人ではありません」
真奈美「その意思も共有していたのか」
クラリス「はい」
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