中野五月「あいまいでぃすたんす」
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119:名無しNIPPER[saga]
2019/03/01(金) 22:15:36.36 ID:yh8p7IXs0
「それ以前に、この前のお話もまだ聞いていませんし」
「この前?」
「職員室の近くで会ったときです。追い追い話すって言っていたじゃないですか」
「ああ、あれ」
機会が機会だ。二人で話す時間があるうちに、言っておくのが吉か。
だが、タイミングが微妙な気もした。俺に対して余計な心遣いをされても困るし、現在余裕がないのは彼女の方に違いないのに。
だから、極力なんでもないように装うことに決めた。深刻な雰囲気を醸し出さないように、気をつけて。
「大したことじゃないから聞き流せよ」
「それは私の判断次第ですね」
「進学か就職か聞かれた。以上」
「大問題じゃないですか」
「だよなー」
我ながらそう思う。人生設計が甘すぎだ。
だからこいつには言いたくなかった。少なくとも、成績が安定するようになるまでは話題に出さないつもりでいたのに。
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