中野五月「あいまいでぃすたんす」
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275:名無しNIPPER[saga]
2019/03/27(水) 21:09:07.65 ID:k2Ps0f6K0
 続けた言葉は、驚くほどにしっくりと馴染んだ。口から発した文章が耳から再度自分の中に入り込んで、ゆっくり時間をかけて体内を循環する感覚が心地よかった。なんてこともない、くだらない、どこにでもある言葉なのに、今の俺にはこれしか必要が無いようにすら思える。それくらいに、長いこと探し求めていた解答だった。
 つくづく、学校の成績などなんのあてにもならないことを痛感する。こんな答えを導き出すのに時間をかけ過ぎだ。どう考えても。
 そう思いながらため息まじりに蹴飛ばした小石が、小さく跳ね回りながら、とある障害物にぶつかってその勢いを完全に失った。夜中の墓地は酷く不気味で、幽霊なんか信じていなくても背筋に震えが走りそうになる。


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