中野五月「あいまいでぃすたんす」
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350:名無しNIPPER[saga]
2019/04/05(金) 20:33:24.24 ID:YuPhG13q0
「……どうも」
「…………どうも」
身支度をそれなりに整えたらしい五月は俺が着古したよれよれのジャージを身にまといながら、大分色あせてしまったちゃぶ台に教科書を広げていた。あいつは完全な手ぶらだったから、たぶんあれは俺の持ち物だろう。そのあたりに転がっていたものを拝借したんだと思う。勉強熱心なのを咎める必要もないので、距離をとって腰を下ろした。それにしてもどうもってなんだどうもって。
じろじろ見るのもどうだろうと思って、なんとなく視線をあちこちに彷徨わせる。だけどここは慣れ親しんだ自分の家で、目新しいものなんかどこにもない。だから必然的に目が向かうのは、いつもと異なる様相を呈している五月まわりになってしまって。
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