中野五月「あいまいでぃすたんす」
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349:名無しNIPPER[saga]
2019/04/05(金) 20:32:33.52 ID:YuPhG13q0
そもそも悪びれるも何も、俺は普通に申し訳ないことをしたと思っているわけで、それをわざわざ分かりやすいように態度で示すのは厭味ったらしくも思えた。こうなれば思考は堂々巡りに突入して、何が正解かを導き出せなくなってしまう。もう一度謝ってみるのも選択肢の一つではあるが、どうせ赦してはもらえないというのが両者の共通認識であるのだから、無駄なことだと一蹴されるのが関の山か。
イメージしたすべてに失敗の未来が付きまとってくる感覚があって気が滅入る。これもまた、俺に与えられた罰なのだろう。文句を言う権利なんて端からないのだから、また素直にサンドバックになるしかない。それだけで済むと思うのも甘えで、俺は今後五月から向けられるどんな感情も余さず受け止める責務がある。これはある意味当然の帰結。やって来たことが全て祟った結果がこうだ。
いつまでも体をふやかしているわけにはいかないから、どうにかこうにか重い腰を持ち上げた。明日には五月を家に返す算段をつける必要もあるし、やることは基本目白押しなのだ。
適当に体を拭いて、浴室から出る。この段階でせめて第一声くらいは決めておけば良かったと思ってしまう自分の無計画さが憎い。
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