12: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2019/02/26(火) 03:31:51.16 ID:hQC3TSV30
俺にだって人並みの夢があった。高校で活躍してスカウトされてJ1の選手になって、日本代表の選手になって、日本人全員が期待するゴールの始まりのパスを出す。そんな叶えたかった夢があった。
でもその夢は終わった。『コイツ』に終わらされたんだ。
「その膝……この人が……そう、そうなの」
この事務所で、俺の過去を知る数少ない人間の一人であるマキノは、スラックス越しの左膝に目をやった。俺の顔は見なかった。きっと、酷い顔をしていたのだろう
夢が終わったことに対して、俺はそこまで未練は無い。もう済んだことだ。どれだけ怒りを持ってしても、過去を変えることは出来ないのだから
でも、『コイツ』は。俺の未来を終わらせるに飽き足らず、ほたるの未来にも重い枷を背負わせている。ほたるの未来を、輝いている彼女の笑顔に影を落とそうとしている。
「なんでこの人間を調べさせたのか、あなたはちゃんとした理由を言わないままだったわよね」
マキノは俺に投げかける
「復讐でもするつもり?」
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