14: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2019/02/26(火) 03:35:15.30 ID:hQC3TSV30
それからの俺は『復讐』の2文字にとりつかれていた。その間にもほたるは人間関係を構築していって、前のように困ったような笑顔は減って、楽しそうな笑顔が増えて行った
彼女の宣告通りに不幸な事態は発生する物の、全ては対処が可能で仕事に支障は無かった
俺はこれが本来の白菊ほたるの姿なんだ、こんなにも彼女はすごいんだと思うと同時に、ヤツへの復讐心が大きくなっていく
しかし、ヤツの足取りは一向につかめなかった。本人が立ち上げた事務所の倒産後、雲隠れをしてしまったらしい。マキノならばどこにいるか分かるだろうが、あの日以降仕事以外の連絡は少なくなってしまった。「本当に考え直したりしないの?」「犯罪者になんてならないで」とかが代わりに送られるし、「休日どこかに行きましょう」という旨のメッセージは、以前よりも多く送られてくる様になった
そうこうしているウチに、穂乃香の誕生日が近づいてきた
復讐にばかりかまけているわけにはいかない。俺は教亭高校のサッカー部員ではなくプロデューサーなのだ。アイドルに楽しく仕事をしてもらうのが一番だ
「そうですね……あっ、そうだ! 近くのショッピングモールにぴにゃこら太のアンテナショップが期間限定でオープンするんです! 限定品の販売もあって買いに行きたいんですけど、その日は平日で……」
誕生日プレゼントに何が良いか聞くと、穂乃香はそういった。彼女が欲しいものを一つ一つメモしていく。ショップのオープンは21日で、一週間ほど早いバースデープレゼントになりそうだった
「あ、あの…29日の夜って、プロデューサーさんは何か予定とかありますか?」
「うん? いや、特にないけど……」
穂乃香の追加の発言も、一応メモしておいた。
「……やった♪」
当日はみんなで集まったりするのかもしれない。ささやかながらもパーティがあったりするかもな。楽しみだ
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