イケメン「……君が好きだ」美少女「……え?」男「やべぇ変な玩具の音がとまんねぇ」
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354:1 ◆mUjz4FCa2c[sage saga]
2019/03/15(金) 01:22:30.80 ID:9DF+sDw30

だがこれは……、
決して今回のような事件の、
その揉み消し方を指した言葉では無い。
普通に考えれば分かる事ではある。

しかし、今のイケメンの思考はどうにも正常では無かった。


刑事「……ふざけるのもさぁ、大概にしようよ」


イケメンは自らが喋り終えた後に、
これで刑事も理解するだろうと思っていたのだが、
表情を見るとさらに怒りを溜めたように見える。

あと一押しが足りなかったのだろうか?

そう考えたイケメンは、
今度は親の存在について言及した。


イケメン
「それに俺の親をご存知ですか? 官僚ですよ官僚」

刑事「ああ、そいつはもう知ってるよ」

イケメン
「俺は官僚の子ども。その俺が信じて貰えないのはおかしいでしょ」

刑事「……」

イケメン
「日本の中枢に居る人間の子ですよ?
 つまり俺を疑うということはこの国そのものを疑うって言うのと同じです。

 そんな馬鹿馬鹿しい事出来るわけがない。

 ……刑事さん、もうこんな所に俺を閉じ込めるのは止めましょう。
 何の得にもならない」

刑事「……それ、親の前でも言ってみろよ。ちょうど来ている」


刑事は鬼の形相で笑うと、
扉を開けてイケメンの両親を招き入れた。

スーツ姿の初老の男性と、
歳相応の服装をした妙齢の女性。

刑事の言葉に嘘偽りはなく、
その二人はイケメンの両親だった。

イケメンは一瞬きょとんとしたものの、
すぐに父親に向かって乾いた笑みを向けた。


イケメン
「父さん……官僚なんだから早くなんとかしてよ。
 まあ別に俺は裁判になっても負けるわけないけど、
 でもそんな労力も勿体ないし――」


と、そこまで言った所で、
すぱん、とイケメンの頬がぶたれた。
ぶったのは他の誰でもない……イケメンの父。


イケメンの父
「お前っ――何だその言い方は! 自分が何をしたのか分かっていないのか!?」

イケメン
「と、父さん……?」

イケメンの父
「いいか……? お前のした事は、お前のした事は……っ」


……イケメンの父は、
頬をぶった瞬間に怒号を見せたかと思えばすぐに一転して、
今度は大粒の涙を止め処なく流し、がくりと膝を落とすと、
イケメンの脚に縋り付いた。


イケメンの父
「どうして、どうしてこんな事をぉぉ……」


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