風太郎「一花、今月金ねンだわ」
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16: ◆ZKbJze6bBryN[saga]
2019/03/03(日) 23:10:41.62 ID:nGbAwA8f0

でも、私には優先順位がある。

一番上にフータロー君。女優の仕事はその次で、あくまで今、フータロー君を繋ぎ止めるために必要だからというだけだ。

万が一に備えて保険は用意しつつ、あくまで本線は女優業。

問題の枕営業だけど、好きでもない男に仕事のために体を許す、というのは、私の中での優先順位を考えればありえない話だった。

枕営業をしなければ女優でいられないのならやめた方がまし。

他の何においても、私はフータロー君だけは裏切れない。

じゃあどうする?

一花(ここに来るのも久しぶりだな)

「どなたのお見舞いでしょうか」

高校を卒業してから、父の病院で彼女は働いていた。

学歴もないから、受付の仕事くらいしか出来ないらしい。

父は、将来有望な跡継ぎを探して、四葉に嫁がせようとしていたけど、彼女は頑なに拒んでいた。

それは、多分今も変わらない。

姉妹だからわかる。きっと、彼女も彼じゃなきゃ駄目なんだ。

一花「やっほー、久しぶり、四葉」

四葉「あっ……一花……」

欲しいものは全部手に入れる。それが一番大事って教えてくれたの、あなただよね?四葉。


第一部 おわり


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