風太郎「一花、今月金ねンだわ」
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3: ◆ZKbJze6bBryN[saga]
2019/03/03(日) 17:03:31.31 ID:nGbAwA8f0

フータロー君が大学を卒業した後、紆余曲折を経て私達は同棲を始めた。

女優として脂が乗り始めて、そこそこ大きな仕事もこなすようになっていたあの頃だった。

妹の夫で、初恋のあの人と再開した時、彼は仕事を大失敗して打ちひしがれていた。

高校時代は私に見向きもしてくれなかったけど、大人になれば価値観も変わる。

あの時、借金を肩代わりしてあげたら、彼はひどく私に感謝していた。

それから何度か会って、懇ろの関係になるまで時間はかからなかった。

女優なんて仕事をしていれば、いい男から悪い男まで選り取りみどりで男が寄ってくる。

彼はそんな男達と比べれば、地味で冴えない無職の甲斐性なしだ。

相変わらずデリカシーの欠片もなく、女の子の扱いだって、下手くそのままだった。

でも、彼を手に入れた時、私はあの子達に対する優越感にどっぷり浸ってしまった。

一度は負けたけど、最後に勝ったのは私。

そしてまだ私は勝っている。女の幸せを独占しているのは私だ。

五等分どころか、一切れだって渡したくない。




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