65:作者 ◆P0uwXoExSk[saga]
2019/06/21(金) 20:17:48.66 ID:jHqEb5Go0
ー王都、王城【謁見の間】
王様「よくぞ戻った、勇者たちよ。疲れておるだろう、貴賓室を4室用意した。しかと疲労を癒すがよい」
賢者「ありがとうございます。ですが…そうも言っていられない事態です」
王様「…魔王のことであるな?要塞都市で復活したと聞いた」
勇者「すでに耳に入ってたみたいだな。なら話が早い。魔王は1ヶ月後に本気で侵攻を開始すると宣言した」
王様「なんと…では至急兵を集めて防衛線を構築せよ」
大臣「し、しかし…魔界との門はどこに開かれるかも不明ですので…」
賢者「防衛線の構築よりも兵力の増強と素早い行動訓練を重点的に行った方がいいでしょう。周辺諸国にも通達を」
大臣「おお、ありがとうございます。ではそのようにいたしますぞ」
王様「して、勇者よ。商人殿の姿が見えないが…」
勇者「ああ、あいつは…なんだ、その…」
王様「おぬしが言葉を濁すとは珍しい。何事だ?」
狩人「……死んだよ」
勇者「狩人…?」
王様「おお、死んでしまうとは情けない。しかしすまぬことを聞いたの」
勇者「あ、ああ、構わない」
賢者「我々は20日ほど鍛錬を積み、残りの10日で魔王に挑もうと考えています。ですので一度報告を、と」
王様「ふむ…倒せるのだな?」
狩人「普通の方法じゃ無理だ。僕達はもう限界まで成長してしまったからね」
賢者「恐らくですが…我々は人間の枠組みを超えることになります」
勇者「限界まで成長したっていうのはあくまで人間として、だ。だから俺達は人をやめる」
王様「ふむ……そうか。では王立図書館に向かうがよい。司書には伝えておく」
賢者「…!ありがとうございます」
勇者(賢者は何か知ってるのか…?)
狩人「じゃあ我々はこれで」
王様「うむ、ご苦労であった」
ー王都、メインストリート
勇者「ふう…相変わらずの賑わいだな」
ワイワイザワザワアァラッシャァアアーイ
賢者「すいません、教会に寄っても?」
狩人「そういえば賢者は元僧侶だっけ」
賢者「ええ、孤児だったところを神父様に拾われて」
勇者「一応俺らも祈りに行くか。神様に顔向け出来るのも最後かもしれないし」
狩人「そうだね…教会は西の区画だったよね?」
賢者「はい。では3人で行きましょう」
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