71:作者 ◆P0uwXoExSk[sage saga]
2019/10/06(日) 00:21:57.20 ID:QsWZjBAh0
司書「具体的にどういった方法がお好みでいらっしゃるのかしら?」
賢者「そうですね…短期間で魔王を倒す力が手に入り、なおかつ命の危険が少ないものでしたら贅沢は言いません」
狩人「すでに結構贅沢だけどね」
司書「でしたらこちらでしょうか」スッ
勇者「『巡る時の迷宮書』、だってよ」
狩人「巡る時かぁ、文字通りの意味なのか比喩なのか気になるところだけども」
賢者「迷宮ですか……あまり好きではないですね」
司書「この『迷宮書』は魔翌力を一定量注ぎ込むとその秘められた効力を発揮しますの。その本に触れている者を『巡る時の迷宮』へと誘いますわ」
狩人「へー、どういう迷宮なの?」
司書「一度入ると最下層に達するまで出てくることは出来ません。一階層から段々と時が進んで行き、あるいは未来にまで到達することもあるでしょう。様々な文明を辿って己の強化を図ることが出来ますわ」
賢者「しかしそれでは時間がかかってしまうのではないでしょうか」
司書「時間に干渉する書物ですので迷宮にいる間、こちらの世界の時間は経過いたしませんの。心配ご無用ですわよ」
勇者「ほぼ完璧だ。命の危険は?ある程度のリスクは背負うつもりだが…」
司書「今のあなた方なら"確実に"大丈夫だと言っておきましょう」
賢者(断言するとは珍しいですね……根拠が知りたいところですが)
賢者「では迷宮行きは確定でよろしいですか?」
狩人「もちろん。時間もかからないとなれば行くしかない」
勇者「そうだな。実に好都合だと思う。しかしこんなもん保有してるなんて底が知れねえ国だよな……」
司書「ふふ……もう準備が整っているのでしたら今すぐにでも出発できますが?」
勇者「いや、特にないな」
狩人「全部済ませてからここに来たしね」
司書「では迷宮書に触れてくださいな」
勇者たちは めぐるときのめいきゅうしょに ふれた!▼
賢者「魔翌力を流し込めばよろしいのでしたよね?」
司書「ええ……お手伝いした方がよろしいでしょうか?」
賢者「問題ありません。ふっ………くく…」シュウウゥゥゥゥゥゥウウ
賢者は 魔翌力をこめた!
しかし なにもおこらない▼
賢者「はあ、はあ、馬鹿な……!」
勇者「賢者の魔翌力量でも発動しないとかどういうことだよ」
司書「やはり足りませんでしたわね。時と空間、さらには強い力を持った人間3人の存在をも捻じ曲げなければならない訳ですので……当然膨大な魔翌力が必要になりますわ」
狩人「どうすんのさ?賢者で足りないとなると……」
勇者「意外なとこで足止め食らったな…」
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