【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十八輪目】
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258: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/04/11(木) 21:38:08.38 ID:+oPKaVr9o

天乃「でもまずは、ちょっとだけ」

見られたら怒られるけれど、

少しだけ。と、天乃は機器がアラートを慣らさないように気遣いながら、体を起こす

左足を手で誘導し、右足をゆっくりと動かす

天乃「動く……うん」

動くことが不思議で、怖い

地に足を付けた瞬間に砕け散るのではないか

そんな謎の不安を感じる

天乃「戦うより、怖がってるんじゃないかしら」

ドキドキ、ドキドキと

強く高鳴る胸に手を宛がう

苦しくなっていく呼吸を整えるように、大きく息を吸って吐く

天乃「少しだけ、頑張って」

酷く衰えた右足を、ベッド縁から降ろす

支えのないぶらぶらと揺れる感覚

それを感じられる嬉しさと恐怖

竦みそうになる身体を、何とか押し出す

天乃「そーっと、そぅっと」

ピクリピクリと、怖がる指先

薄氷に触れようとしているようなその足はやがて、床に触れる


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