R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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101:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/04/10(水) 09:36:25.75 ID:Wr44GkjG0

「くんくん…こんな時こそ私の研ぎ澄まされた嗅覚の出番…」

並んだ福袋を手に取って、一つずつ匂いを嗅いでいくクチナ。

「…よーし、これよ!」

クチナは選んだ福袋を高く掲げた!

ぱぱん、ぱーん!

突如として店内にクラッカーの音が鳴り響いた。

「ひゃあっ!?」

『おおあたり〜〜!』

「え、あたり!? なに、なんなの!?」

「おめでとうございます〜! あなたこそ本日の『福娘』でございます〜!」

クチナの前に飛び出してきたのは兎型の獣人、ラビットガールだ。

ここの従業員らしく、胸元には『研修中』の札を付けている。

「えっ、なになに、これってもしかして何か貰えちゃったりするのかしら!?」

思いがけない幸運に、クチナが色めき立つ。

「うふふふ、それは『こちら』にきてからのお楽しみ!もっとも…」

ラビットガールは何故か申し訳なさそうな顔をして言う。

「『福』を与えるのは貴方のほうかもしれませんけど…ね…」

どしゅんっ…

その瞬間。

クチナとラビットガールの姿が福袋に吸い込まれるようにして、消えた。

「クチナっ!?」

アリスが思わず大声を上げる。

店内の他の客たちが声を上げたアリスに視線を集めた。

「ど、どうしたのお嬢ちゃん。突然大声なんてあげたりして」

近くにいた買い物客のおばちゃんが心配そうに声をかける。

「い、いま、わたしのなかまが…あれ」

一転して、アリスがきょとんとした表情になる。

「あ…あれ? なかまって…いま、ほかにだれか いたっけ…?」

ぽりぽりと頭をかくアリス。

何か大切なことを…忘れているような気がする。

「うーん…なんだっけ…うーん」

ざわめく店内で、アリスはただ首をかしげていた。



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