R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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265:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/06/13(木) 16:12:59.24 ID:MXDfxoYc0
とあるパーティ会場。

そこでは様々な種族の商人や貴族たちがフォーマルな衣装で着飾り、談笑していた。

「今日はまた、アルフェルクス様が新たなメス牛をご披露されるそうですな」

「これほどの人数を集めるということは、かなり上質なメス牛のお披露目と見て間違いありませんな」

そう、ここは不定期に行なわれるアルフェルクスのメス牛お披露目会の会場である。

彼らの言う通り、今回は普段よりもさらに多くの客を招き寄せているらしい。

彼らはワイワイガヤガヤと今日紹介されるメス牛がどのようなものか好き勝手に予想しあっていた。

やがて、会場の照明が少し暗くなり、壇上にスポットライトが照らされる。

そのライトの中央にいるのは牧場の主にしてお披露目会のホストであるアルフェルクスだ。

「おお、アルフェルクス様のお出ましだ…ん?」

多くの客は壇上の彼女の姿を見て訝し気な声を上げた。

「むむ…はて、あのマントはいったい…?」

いつも人前では豪奢なドレスで着飾っているアルフェルクスが、今日は分厚いマントのようなものを身に纏って姿を現したのだ。

傍らにはすまし笑顔のエルネシアがつきそうように並んでいる。

「はて、エルネシア様までご一緒とは」

「今回のお披露目はどうもいつもとは様子が違うようですな」

客たちは皆興味深そうに壇上のアルフェルクスに注目した。

「お、お集りの皆さまぁっ…ほ、本日はっ、新たなメス牛のお披露目会に来ていただきっ、まことにありがとうございます…」

彼女の妙に強張った第一声を聞いた聴衆たちはまた怪訝な顔をする。

「なんだ、緊張されているのか?」

「アルフェルクス様らしくないな…体調を崩されているのでは」

ひそひそ声が聞こえる中、バクバクと心臓を鼓動させながら、アルフェルクスはつぎのセリフを口にする。

「…ほ、本日紹介いたします、新しいメス牛とはっ…」

しばし間をおいてから、アルフェルクスは言い放った。

「こ、このわたくしっ…でございます…わたくしこそが、新たなメス牛でございます…!」


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