R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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36:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/03/25(月) 10:45:02.78 ID:9El4MYIi0
音声が流れ終わると、今度は天井の照射装置から赤いレーザー光のようなものが放たれる。

キメラの身体を赤い光のラインがなぞるように走ると、

『認証ID:uBl8gmv90 生体情報確認。

ラボへの入館を許可します』

その合成音声が流れると、左右に扉が開き、その奥の幾重にも重なった厳重なシャッターがガシュガシュと音を立てて開いていく。

(これほどまでに段取りを踏まなければ開かない扉とは。この先には宝物庫でもあるのか)

潜入工作を得意とするギンガでも呆れる程の強固なセキュリティ。

しかし真に驚くべきはそんな高度なセキュリティシステムの段取りを把握しているキメラの知能の方なのかもしれなかった。

シャッターが開ききるのを確認すると、キメラはその奥へ、のたのたと進んでいく。

しばらくすると背後から『ガシュン』という音がまた聞こえた。

シャッターが閉じた音らしい。

キメラが通る時だけ、あのからくり扉は開閉するのだろうかとギンガは考える。

その後もいくつかの扉を潜り抜け、いい加減ギンガもうんざりし始めていた時。

ふいに眩い光が眼前に溢れ出した。

「なんだ…この場所は…」

それはまたもやギンガの見たことのない異様な部屋だった。

白い壁、光沢のある白く硬い床。

天井にいくつも並ぶ棒状の照明はギンガの知るどんな照明器具よりも更に強い光を放っており、明々と部屋を照らし出している。

床や壁の材質、部屋の構造、建築様式、部屋の全てがギンガの常識を超えるものばかりだった。

「ここがこいつの『巣』だというのか…?」

先ほどの音声から察するにここは『ラボ』と呼ばれる場所のようだが、ギンガにはこの場所が何を行なうための場所なのかさっぱりわからない。

先ほどから混乱しっぱなしのギンガを尻尾に捕らえたまま、キメラは外出用扉とは違う別の扉(金属製の引き戸のように思える)から部屋を出て行く。

壁に掛けられている見取り図らしきものによれば、この『ラボ』なる場所は更にいくつかの部屋に区切られているらしい。

ふらつきながら『ラボ』の通路を進みゆくキメラの様子を見て、まるで弱った老人のようだ、とギンガは思う。

「ふん…そろそろ休んだほうがいいのではないか? くたびれた身体で拙者を喰らって、腹を下しても知らぬぞ…」

軽口のようにギンガが毒を吐く。無論言葉が通じるとは思っていないが。

やがてキメラは、

「ぶうひゅうううう…」

『ああ つかれた』と言わんばかりに大きく息を吐きだした。

どうやら目的の部屋へとたどり着いたようだ。

キメラとギンガの『愛の巣』となるべき場所へと。



―――――――――

とりあえずここまで。

次からエッチシーンにいけると思うよ。



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