R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
1- 20
59:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/04/07(日) 18:16:45.95 ID:41DjWORN0
(不味いかも、しれないな…いや…冷静にならなければ)

何か他に、時間を知る方法はないものか。

この建物の中に、この時計の代わりになるようなものは…

必死にギンガが思考を巡らせていた、その時だった。



『うおおおお!! やっと!やっと見つけましたぞぉぉぉ!!!』

突如として、虚空からどこかで聞いたような男の声が轟いた。



「…えっ」

思わずギンガは顔を上げる。

部屋の天井が揺らめき、空間に裂け目が現れる。

そこから現れたのは…

「どうも、シノビのお嬢さん。ご存じ淫魔インキュバス、参上でございます」

あの中年太りで覗きが趣味の変態淫魔であった。

「お、お前は!? なんだ、今頃になって、何の用だ!?」

「何の用だも何も、私の目的はたった一つ! 敗北した女の子のエッチな場面を見物することでございます!」

淫魔はキッパリと言い放つ。

「く、くそ…! よりによって、一年ぶりに出会えた相手がコイツだとは…」

文句を言いながらも、ギンガはふと違和感を覚えた。

「…ちょっと待て。なら今までどうして姿を現さなかった?」

今までなら、プリうさの誰かが淫らな目に合わされている時はほぼ毎回、姿を現していた。

キメラとの子作り行為はこの淫魔にとってかなりの見ものだったはずだろうに、『一年前』のあの時は全く姿を見せなかったではないか。

「んん? なにやら話がズレておりますな」

インキュバスが首を傾げた。

「そもそも『一年ぶり』とはどういう意味ですかな? 貴方がキメラに連れ去られてから一日も立ってはおりませんぞ」

「一日…? な、何を言っているんだ…」

ギンガは壁を見た。

そこには日数を刻んだ数だけ『正』の字が彫り込まれている。

「せ、拙者をたばかるつもりか!? 拙者たちは確かに、この場所で一年を過ごしてきたのだぞ!」

狐につままれたような気分とはこのことか。

ギンガには何が起こっているのか認識が追い付かない。

「ふむ…? この奇怪な認識のズレ、どうやらわたくしがこの内部に転移できなかったことと関係があるようですな」

インキュバスは空に浮かんだまま、何やら思案している。

「わたくしがここに転移してくる前に、貴方…何かしませんでしたか?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/793.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice