R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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627:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/08/03(土) 21:52:34.75 ID:0in562vy0

「エッチしたい相手となると…その、お、お姉さまが…いいんだけど」

「んもう、ヒイラギちゃんたら。そんな好き嫌いばかり言ってると、一人前の淫魔にはなれませんよ?」

めっ、と幼子を躾けるように指先を突き付けるオルティナ。

「わ、わかってるよぅ…じゃ、お姉さまのリクエストが見当たらない時は…適当に見繕ってくるから」

一瞬拗ねたような表情を見せたヒイラギは開いた大窓から次元の裂け目の向こう―ダンジョンタワー内へと飛び出していった。

「ほんとにわかりやすいわねぇ、ヒイラギちゃんたら」

飛び出していくヒイラギの背中を見つめながら、オルティナは小さく微笑んだ。

そしてもう一言…ぽそりと呟く。

「…やっぱり、滅んでほしくないわねぇ、人類」

脆く儚い一生の中でひと時の愛や欲望に右往左往する生き物たちを、オルティナはこの上なく愛おしく思う。

だがその愛も欲望も、ほんの少し歯車が狂えば世界を破滅させる要因になり得るのだ。

それらに突き動かされた人々が最上階にたどり着いた時、一体何が起こるのか―

「インキュバス先輩はプリうさ…あの子たちに期待してるみたいだけど、あれはあれで博打よね。逆に世界を滅ぼしかねないっていうか…」

タワー内の全てを見渡せるダンジョンマスターオルティナでも、未来のことまではわからない。

多少冒険者を手助けすることはできても、結局彼女にできるのは結果を見守ることくらいなのだ。

「―頑張ってね人類。貴方たちがいなくなったら悲しいわ。ええ、本当に―」

ヒトの愛を、性を貪り、愛でることこそが生きがいの淫魔オルティナ。

瞳を閉じて人類の未来を願う彼女の姿はまるで聖母のように神々しく輝いていた。


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