27:名無しNIPPER[saga]
2019/03/21(木) 01:36:08.44 ID:fY6xJLd/0
帰路の道すがら、大量の荷物を抱えた――の隣を、緑は歩く。
怯えてばかりだった彼女だが、今では穏やかな表情を見せている。
「ご、ごめんなさい…。ずっと、ご主人様のことを避けていて…」
気にしていない、と――は返す。
返答に、緑は更に言葉を重ねた。
「…お母さんたちが亡くなって…心細くて…。頭の中がぐちゃぐちゃになって…」
「…ご主人様のこと、嫌いじゃなかったんです…。ただ、怖かっただけなんです…」
途方に暮れていた時に、急に面識の薄い人に雇われたのだから仕方ない、と――は答える。
でも、と緑はその言葉に食い下がる。
食い下がる緑を、――は別の言葉で牽制する。
そして、とうとう緑は折れた。
「…頑張ります。私、頑張りますから」
「だから、見捨てないで…」
「もう…独りぼっちは…嫌…です…」
在りし日の思い出を思い出したのか、緑の目尻から幾筋もの涙が零れる。
皆がいるから大丈夫、と――は手を握った。
↓2 誰と何をするか。イベントとかも可。
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