【安価】奴隷を買って好きにいじれ(2)
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82:オパビー[saga]
2019/04/02(火) 09:15:12.48 ID:nQ0tp4l90
パトリシア姫「ほほ本を読むのがお好きなのですか………良いことだとおお思います………」
パトリシア姫はこくこくと頷き、部屋の一角にある本棚に目を向けた。
パトリシア姫「あ、あれもユタ王子の本ですか? ああああの分厚い本も、もしかして全部読まれて……」
私「ああ、そうだ。勿論全部読破している」
パトリシア姫「へええ………」
私がそう言うとパトリシア姫は好奇心旺盛の表情で本棚を見つめていた。
まるで新しいものを知ってはしゃぐ子供のような表情だった。
私「パトリシア姫。良ければあなたの趣味をお聞きしてもよいか」
パトリシア姫「わわわ私ですか」
パトリシア姫はそう言うと、恥ずかしそうにはにかんだ。
そして私にスケッチブックを差し出した。
パトリシア姫「ええええっと……………たたたたいへんお恥ずかしいことなななのですが、私絵を描くことが好きでして………」
ほう、絵を描くことが。
私は身を乗り出した。
パトリシア姫「ととと特に動物画がお気に入りです………さささ差し支えなければ見ていただければ…………」
私「わかった。見てみるとしよう」
私はパトリシア姫からスケッチブックを受け取り、開いた。
するとそこには恐ろしいほど精巧なトゲナシトゲアリベヒモスの鉛筆デッサンがあった。
私は思わず目を見張った。
表情やシワ、光沢までを完璧に描いている。
私「これは…………すごい」
パトリシア姫「あ、あああありがとうございます………」
照れや恥ずかしさからか顔を赤らめながらパトリシア姫は私に頭を下げた。
私はそのまま紙をめくる。
ヤマビロガニ、サクマツノゼミ、ヘンチクアリ、モフモフモクモア、様々な生物が絵の具やデッサンなど様々な描き方でまるで図鑑のような完成度で羅列していた。
素晴らしいの一言だった。
しばらくめくると、私は知らない生物にたどり着いた。
龍のような鱗をもちつつその翼は羽毛で覆われており、美しい額の一本角がよく目立つ。
しばらく考察してみたが、どうしてもこの生物の事は思い出せない。
私「これは………?」
パトリシア姫「あ、ええええっと、それは創作の生物で、ほほほほんとうには存在しないんです」
創作の生物だと。
私「素晴らしい!」
パトリシア姫「っ……………!?」
私は思わず叫んでしまった。
私「これは、素晴らしいパトリシア姫。本当に実在する生物かと思ってしまった。そう信じ込ませるほどの画力と才能、実に素晴らしい!」
パトリシア姫はいくらかもじもじもじもじした後、小さく、消え入りそうな声で言った。
パトリシア姫「あ…………ぁぁ、ありがとうございます…………」
不意に、パトリシア姫の目から涙がこぼれた。
私「パトリシア姫? ど、どうした?」
パトリシア姫は手の甲で目を抑えながらぽつりぽつりと語り出す。
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