やちよ「魔法少女裁判よ」ひなの「私が裁判長?」
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76: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/04/01(月) 14:22:33.36 ID:ISCE55f30
ねむ「後悔先に立たず。未来のことを考えよう」
ねむ「僕たちが道を誤らなければ、ういとお姉さんにこれ以上迷惑をかけることはない」
灯花「簡単に言うねえ。法廷じゃあんなに荒れてたのに」
ねむ「……」
灯花「ねむ?」
ねむ「僕自身自分の人格がよくわからないんだ」
ねむ「ういとお姉さんを忘れていたときの思考と、今の思考を比べるとあまりにも差がありすぎて」
灯花「……それは分かるよ」
灯花「目的のために大勢の人を不幸にして、[ピーーー]ことになんのためらいもなかったわたくし」
灯花「ういとお姉さまのことを思い出したとたんに罪の意識に絡み取られて、死ぬしかないと思い悩んで」
灯花「それでもせめて、自分の招いたことの後始末はつけようと動いたわたくし」
灯花「本当のわたくしはどっちなんだろう」
灯花「今のわたくしが本当なら、大丈夫だとは思うんだけど……」
ねむ「いつ前の自分が顔を出すかと思ったら怖いよ。あの時確かに僕らは人を傷つけること、[ピーーー]ことをためらわなかったんだから」
灯花「よくわからないよね、ういとお姉さまのことを思い出したとたんに罪の意識が出てくるって」
ねむ「僕たちを人間足らしめているのがういとお姉さん、ということなんだろうね」
灯花「それを忘れなければ大丈夫とは思うんだけど……」
ねむ「これから先、ういとお姉さんの記憶を失う可能性は絶無とは言えない」
ねむ「まさに僕たちがやったように魔法を使われるかもしれないし、魔法とは関係なく頭を打って忘れることだってあるかもしれない」
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