9:名無しNIPPER
2019/04/10(水) 00:30:50.68 ID:OYsjgrQ40
突きつけられた夏葉さんの言葉に、私はすっと腑に落ちてしまった。
そうだ。
私は、できないんだ。
泣きそうになったけど私はくっと堪えた。
「おい夏葉! 言い方があるだろ!」
「……そうね。ごめんなさい智代子。忘れてほしいわ」
忘れたくても鎖のように巻きついた言葉の棘々はチクチクと蝕むように心を締め付ける。
できない。できないんだ。
「一回中断しようかな」
パンッ、と柏手を鳴らす音が聞こえる。プロデューサーさんが鳴らす、乾いた音。鼓膜にじんわりと響く。
「智代子。まあなんというか、疲れただろ」
少し落ち着いた彼の声。私は少し戦慄した。
あれ、なんで私はここにいるんだっけ。もしかして見限られたのかな。
「他の人は続けよう。とりあえず、智代子は俺と話そうか」
心がしんどくて今にも爆発しそうで、壊れそう。
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