七草はづき「夢の中でイってみたいと思いませんか」
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2: ◆OBrG.Nd2vU[sage]
2019/04/12(金) 22:17:25.66 ID:Ea+v76+f0

俺が283プロダクションのプロデューサーになってから一年。

現時点での集大成とも言うべきファン感謝祭の大成功を祝し、今夜は社長とはづきさんと三人でささやかな宴席を設けた。

社長とは何度か一緒に飲みに行ったことはあったが、掛け持ちバイトで多忙極まるはづきさんとは初めてだ。

感謝祭の成功とはづきさんの飲み会参加でテンションが最高潮になった社長は一軒目の小料理屋の時点でかなりのハイペースで飲んでフラフラ状態、二軒目のショットバーでウイスキーロック一杯を飲んでダウン寸前となり、「二人で飲んでいけ」と俺に諭吉さんを数枚手渡して帰宅した。

こんなにいらないんだけど豪気な人だ。

それにしても社長があんな状態になるまで飲むなんて珍しい。

はづきさんが勧め上手なせいもあったのかもしれない。


「隣……失礼しますね」


社長が帰って空席となったバーカウンターの俺の隣の席にはづきさんが座った。

社長のハイペースな飲みっぷりが心配であまりはづきさんに気を回せていなかったが、あらためて彼女が魅力的な女性なのだと、今更ながら思い知らされる。

白い薄手のブラウスにカーキ色のカーディガン、ベージュのタイトスカートという私服姿。

特に露出度が高いわけでもないが、事務員の地味な制服の下に隠されていた肉感的な肢体が浮かび上がっている。

普段は後ろで纏めている長い髪を今は下ろしていて、彼女が身じろぎすると薄明かりに揺らめくのが色っぽい。

プロデューサーという職業はアイドルのモチベーション管理が最重要となってくるため、女性と二人きりで話すことには慣れているし、そもそもアイドルには聞かせたくない相談事などをはづきさんと二人きりで話すなんてしょっちゅうだ。

今になって意識して緊張する方がおかしいと思われるかもしれない。

しかし、あくまでそれは仕事の上での話であってプライベートとなればまた別だ。

「自分はプロデューサーで、仕事に、アイドルに私情を持ち込まない」という誓約があってこそ、俺は冷静に、柔軟に彼女たちに接することができるのだ。

はづきさんとはお互いにプライベートな部分に関しては知らないことが多い。きっと未知な部分が俺を緊張させているに違いない。


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