七草はづき「夢の中でイってみたいと思いませんか」
↓ 1- 覧 板 20
89: ◆OBrG.Nd2vU[sage]
2019/04/30(火) 22:05:47.15 ID:sFKDE8mA0
★★★★
果穂たちを心配させたバチが当たったのだろう。本当に体調を崩してしまった。
最近は忙しくて休みもなかったし、面倒くさくてロクなもの食べていなかったもんな。
明日は休みだし、一日ゆっくり寝て治そう。
独りは慣れたものだけど、体が弱っている時はやっぱり心細い気持ちになる。
いかんな。病は気からと言うし、弱気は禁物だ。とにかく寝よう。寝れば治る。
重い体をなんとか動かして寝巻きに着替えるとベッドに飛び込んだ。
「――さんっ!」
誰だろう?俺を呼ぶ声がする。
「プロデューサーさん! しっかりしてください!」
はづきさん?何ではづきさんが俺の部屋にいるんだ?
そうか……また夢か。夢でも心細い時に安心できる顔が見られて幸せだな。
はづきさんの手、暖かい……。
「……んぅ、んっ?」
何やら食欲をそそるいい匂いに釣られて意識が覚醒する。額がひんやりして気持ちいい。冷えピタいつの間に貼ったんだろうか?
「起きましたか。ちょうど良かったです。お粥作りましたから食べてください♪」
「は、はぁ……」
まだ夢を見ているのだろうか?パーカーにキュロットスカートというラフな装いのはづきさんが家にいる。
乾いた唇が張り付いていてうまく喋れない。ベッドの脇に置いてあったポカリの封を切って一気に飲み干す。喉から体全体に水分が沁み渡り、低下していた身体機能と思考が一気に甦った。これは夢ではなく現実だ。
ミニ土鍋を載せたお盆を持ってはづきさんがやってくる。すごく美味しそうな玉子粥だ。
122Res/135.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20