七草はづき「夢の中でイってみたいと思いませんか」
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90: ◆OBrG.Nd2vU[sage]
2019/04/30(火) 22:06:28.68 ID:sFKDE8mA0
「すみません。台所勝手にお借りしました」
「いえ、そんなことは……それよりもはづきさんがどうして家に?」
「昨日すごい顔色で帰られたので心配になって……来てみたら、玄関の鍵は開いてるし、案の定何も食べてなさそうだったのでお粥を……ご迷惑でしたか?」
「とんでもないっ! すごく嬉しいですよ! 一人暮らしだとこういう時は心細いですからね。そういえば仕事は……」
ふと見た時計は午後三時過ぎ。就業中じゃないか。まさか俺のために抜けてきてくれたのか?
「今日は半休で午前中だけです。約束忘れちゃったんですか?」
「あっ……!」
そうだった。俺は休みで彼女は半休、元々午後から『夢の中』で会う約束をしていたのだ。
コスチュームも特注したのに何てことだ。俺は己の肉体の虚弱さを呪った。
「す、すぐ治すんでっ! 待っててください!!」
「バカ言わないでください。お粥食べたら寝るんですよ」
「添い寝してくれるんですか?」
「嫌ですよ。風邪感染るじゃないですか」
全くの正論でぐうの音も出ない。しかし、弱っている時こそ甘やかして欲しいのが人情である。
「せ、せめて……あの服着て、あーんして食べさせてください……後生だから……お願い」
「もうっ、泣かないでください〜……わかりましたから。でも、エッチなことはしませんからね」
弱っている時は泣き落としに限る。かなりドン引きされた気がしないでもないが、俺と彼女の仲であるからして問題はない。
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