11:名無しNIPPER
2019/04/13(土) 23:20:55.80 ID:8SrGiE5E0
一瞬驚いたような表情を見せた彼女だけど、すぐに満面の笑みになった。
「……えへへ、やっぱり惠さん、カッコいいですね!」
改めて彼女を見る。つぶらな瞳。ちらりと見え隠れする八重歯。
コロネのようなふわふわの髪。そして明るくておおらかで、いつだって楽しそうな姿。
「甘え上手」という都ちゃんの評を思い出した。みんな彼女のこの笑顔が好きなんだろうな。
誕生日は明日。当日はレッスンもあるし、午後には事務所のみんなとお祝いをする予定なのだとか。
もちろん私も顔を出すつもりだけど。
でも私からは、一日早いこの「おでかけ」こそがプレゼント。
楽しんでもらえるといいけれど。
「途中でパン屋とか寄りますかね?」
「ふふ、どうかしら。行く先にあったらね♪」
「ありがとうございます! あ、もちろん、なくてもきっと楽しいですけどね!」
手元のパンの袋は、珍しくがっしりと口が閉じられている。今はまずおでかけを楽しもう。
パンはもう少し後で。とっておきの場面で。そう言っているようだった。
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