【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十九輪目】
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158: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/06/30(日) 15:42:02.59 ID:6a7MdPCao

天乃『どうして』

九尾「妾がここに来た理由? それとも、陽乃がそれをした理由かや?」

怪しく、妖狐らしい笑みを浮かべる女性は、

瞬く間もなくその姿を九尾の狐へと変え

稲穂のような匂いが病室を満たしていく

九尾「前者ならば、愚かなる我が主様の心に答えるため」

後者ならば。と、九尾は紅い瞳を揺らす

九尾「陽乃は己が出来なくなったことこそが、分水嶺であると考えたからじゃ」

天乃『出来なくなったこと?』

九尾「人を信じること」

細い瞳が、さらに細くなる

その過去を恨むように、憎んでいるかのように

鋭く怒りの焔を灯しているかのような赤色はうっすらと光を映して――閉じる

九尾「血縁に裏切られ、友に裏切られ……あやつが信じたのは、いや、それすらも信じておらなかったやも知れぬ」

しかし、それが

その結果が、信じることは出来なくても愛することを止められなかった相手の喪失

守れるだけの力はあったはずで、奪い返せるだけの想いもあったはずなのに

九尾「主様は陽乃の後を追うな。妾はそのような結末を見届けるために、ここにいるわけではないのだから」


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