269: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:35:41.58 ID:CWK85y3h0
「……降伏しろと」
エルヴィンさんがまじまじと書状を見る。他の車長の人たちもそれに続く
「まあそういうことだ。私はするべきではないと思うが」
話を切り出すのはこの時をおいて他になし。
私が真に過去と決別出来るチャンスが
「……私はするべきだと思います」
大きく息を吸ってから、一息に言い切った
「ほう……それはどうしてさ?」
「安斎さんは嘘をつく人じゃありません。あの人は今年の西住流の合宿に参加していたのですが、あの人と合同チームを組んだ人達は皆こう言っていました。嘘をつかず信頼でき、仲間思いの優しい人だと。そう言ったかつての仲間を、私は信じたいんです」
「しかしそうだとしてもお前の身は危いぞ。文面は身柄の引き渡しだけだが、西住流を信じ、黒森峰と結んだ安斎のことだ。西住流を破門されたお前を殺すことで、黒森峰からの信頼を得ようとするかもしれない」
「それでもいいです。皆が無事解放されれば……」
708Res/678.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20