287: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:57:11.07 ID:R1acvM7T0
「隊長、カエサルを連れてきました」
私の絞り出した返事と同時に、エルヴィンさんがカエサルさんを連れてテントに入ってきた
「私に何か?」
「これからアンツィオへの手紙を書くから、それを渡しに行ってもらいたい。アンツィオの副隊長と友人であるお前が妥当だ」
「1人ですか?」
「敵の使者も1人だった。こちらが多く送る必要はない」
「分かりました。手紙の用意ができたら呼んでください」
カエサルさんとエルヴィンさんは身を倒すと、そのまま外に行った
「……紙と封筒ってあるか?」
「紙とシャーペンなら有りますが?」
「ボールペンか筆ペンは?」
「……ちょっと今手元に無いですね」
「じゃあ仕方ない。それでいいか」
河嶋さんは丁寧な字で私の渡した紙に返事を書いた。一文字毎に想いを込めるかのようにゆっくりと、丁寧に文字を刻む
「これでよろしく」
「分かりました。行ってきます」
カエサルさんは外へ走り去り、エルヴィンさんは帽子を取り一礼すると幕を払っていった。彼女には不憫な思いをさせるが、こうなってしまった以上仕方ない
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