496: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/17(木) 20:36:30.35 ID:zgNk9AA8O
「私は……人殺しです」
「へっ?えっ……と」
「私は、この手で人の命を止めたのです」
右手を布団から出して上に掲げ、それを見つめる。この手が、この手がやったのだ
「お、お言葉ですが、今ここにいるものは、酷い話ですが、みなサンダース、アンツィオ、プラウダの犠牲があって生きております。それは特に西住殿だけが気にする事ではないのでは?」
それではない
「……あ、もしかしてお銀さんのことを……あれはやむを得ませんでした。あの傷と衰弱ではとても……そして彼女がそれを受け入れたんです。気にし過ぎることは……」
何とか私をフォローしようとしているらしいが、残念だったな
「どちらもハズレです。悩める要因がそれだったら、私の心労は数百倍軽くなったはずです
皆さんは戦車道のルールに則り犠牲を生んでいます。私は戦車道のルールの下ではなく、自衛の為でもなく、相手のことを思ったわけでもなく、ただ自分の保身の為に人の命を奪ったのです」
「……どういうことでありますか?」
「……私が黒森峰のSS装甲師団にいたことはご存知ですよね」
「はい。SS12部隊副隊長だったこ」
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