611: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:01:53.31 ID:E1fl5AjpO
「……念のためもう少し撃っておきますか?」
「轢きなさい。息の根を止めるなら」
操縦手にそう指示したところ、流石に嫌悪感があるらしく、若干怯えた目でこちらを見てきた
「しかし、履帯に肉片が挟まると……」
「戦車道は人を苦しめるためにあるわけじゃないわ。早めに、そして確実にとどめを刺すのも礼儀よ」
「……はっ」
車輌は二つの血しぶきの集団を作った上で小梅のティーガーIIの脇を通り、隣り合った状態で一回車輌を止めさせる
「小梅、乗員は無事?」
「何とか」
戦車の上で炎に消火器を向ける小梅が答える。幸いエンジン部のみの損傷で、車内そのものには影響なさそうだ
「ご苦労だったわ。後は我々に任せて脱出しなさい。この先の行動は任せるわ」
「はい。エリカさんたちも健闘を祈ります」
走り去った後ろには赤い線が一本に纏まってついてきている。その奥、起点には履帯に捻り潰された二人の残忍な死体しか残っていなかった
私は正しい
708Res/678.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20