671: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:09:22.41 ID:jvZx0O4gO
「……もういいわ……ここまでね」
「は?隊長代行?」
船形帽をとってからヘッドホンを外す
「最早、この試合も、学園も負けね。ここから先は私一人で行くわ」
不安げに見つめてくる砲手の視線を無視して淡々と咽頭マイクを取り、トンプソンを持ってマガジンポーチを腰に結びつけ、キューポラを開いて荷物を先、続いて身を放り出す
「エリカ隊長代行!」
外に完全に出た私を追って、砲手がキューポラから身を乗り出す
「最後の命令よ。貴女達は車輌を爆破して、江賀のティーガーIと合流して隠れて時間を稼ぎなさい。とにかく試合終了まで戦わないでいなさい」
車輌を降りて素早く中心部を目指して駆けて行った。背後から隊長代行、隊長代行と呼びかける声がするが、耳に入れることは無かった
私はついに代行としての役目も放棄したのだ。そんな肩書きで呼ばれる資格はない。聞かないふりをし続けたまま、音はやがて本当に聞こえなくなった
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