79: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/08(月) 00:02:35.70 ID:F1EoM2d30
2回目から私の指示を基にした練習が行われることになった。基礎中の基礎練からの一般的なものだ。
しかし簡単に自己紹介した上でそのことを河嶋さんから皆に告げられると、不満げな顔をするものもいた
「急に基礎練習のみにするって?現状練習出来てるのになんで変えなきゃいけないんですか?
それに今まで大洗の戦車道は桃さんが仕切ってたじゃないですか。どうして急にこんな何処の馬の骨か分からない奴が組んだ練習なんてしなくちゃいけないんです?」
「ま、馬の骨なんて見たことないけどね」
「し、しかしだな、この西住は……」
河嶋さんの視線が不安げにこちらを向く。
私は自分の扱いは向こうに任せてある
「……戦車道の有名どころから来た者だ。私よりも戦車道にはずっと詳しい。西住を迎えることで、冬の大会に向けて相手と互角に戦える力をつけるんだ。
マジノとの練習試合の時、私たちはまともに張り合うことさえできなかった。私は……隊長として無様な負けだけは見たくない。その為だ。
無論これまでの練習方針は維持するし、練習内容は私も合意した上で決定するから、異様に厳しくなるとかそういうことはない。だから安心して練習に臨んでほしい」
見るからに不満げだが、一応は納得してくれたようだ。彼らにとっては私という異物の介入によりこれまでの流れが断ち切られることが恐るべきことなのだろう
私もこの空気を壊したいと思うほど空気の読めぬ場違いな者ではありたくない
その日は私もIV号戦車に乗り込み、装填手として練習に参加した。カイルでの行軍や的への停止射撃などの基礎練習のみで終わらせたが、それさえも次に進むための最低限の完成度を満たせていない。
流石に厳しいことは言えないから、地道にアドバイスしていこうか
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