【R18モバマス】桐生つかさ「ダブルフィンガー」
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34: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/15(月) 03:45:43.14 ID:GJZpjRB10
「なぁ、仕事の事について聞きたいんだが……」

「……はぁ?」

それを聞いたアタシは一瞬耳を疑った。

スケジュール管理も含めて、持ってきた仕事の八割方をこっちに丸投げしていたアイツが

レッスンプランの立て方とか事細かに聞き始めたのだ。

入院生活が余程退屈なのか、それともやっと仕事に目覚めたのか。

とにかくアタシは新入社員用の簡単なレジュメをプロデューサー用に改変して教えていく。

はっきり言って、アイツの知識は素人も同然というレベルだ。

コネ入社でもまだもう少し色々と知ってるぞと突っ込みつつ

やたら熱心に聞いてきたので逐一教えてやった。

真面目に勉強するアイツの姿は新鮮ですらあった。

「くっ……」

教えているうちにアタシは尻の奥が妙に騒いでいるのをまた思い出してしまった。

「どうした?」

うるさい、と言ったものの、それはしきりに何かを求めてひとりでに収縮を繰り返す。

原因ははっきりしている――眼の前のこの男だ。

この男の顔を見ると、どうもカラダが勝手に反応してしまうんだ。

パブロフの犬、って奴。

今までひっきりなしに玩具にされ続けた肛門は、交通事故からここ半月ほど愛撫を受けていない。

認めたくないが禁断症状のようにアタシは雄を求めていた。

行く気のなかった見舞いに足を運んだのも、無意識に体がそうさせたのかもしれない。

……カーテンに隠れてアタシはプロデューサーの病着の裾を捲り上げた。


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