電走部
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10:side I[saga]
2019/08/17(土) 23:31:53.21 ID:839e+VoWO


がららら。

須磨「失礼します。大和田先生いらっしゃいますか」

木田「失礼しゃっす。」

「大和田先生はあっちの席よ」

須磨「お、美羽セン。ありがとうございます」

「あんた何しに来たの……」

須磨「あ、担任。ちっすちっす」

「悪さすんじゃないわよ」

須磨「あれ? ここ?」

「大和田さんはお手洗いだ。少し待ってろ戻ってくっから」

須磨「舘岡T! うっす、2年から絡みなくてつまんないスよ」

「Tシャツみたいに呼ぶな」



頻繁に出入りするわけでもないのに、我が物顔で職員室を闊歩する親友。流石と言ったところか。

須磨はああ見えて素行は悪くない。
誰にでも親切だし、物事の一線はちゃんと引いている。
とてつもなくうるさいが、巻き込まれた人間にはそれすら楽しいと思わせる何かがある。



大和田「およ……どうしました、おそろいで」

俺たちに教えている2年、現代文・古文の先生。大和田 仁(おおわだひとし)
フッサフサの白髪と、短い背丈を更に丸めた小ささがトレードマーク。
校内最高齢にして授業の評判も良く、人徳を兼ね備えた重鎮……というのが俺の印象。


須磨「あ、来た来た。ひとしセンセ、電走部の顧問ってホントっすか? さっき……」


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