塩見周子「ちんこ生えた」
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7: ◆3jMo9iZPSE[sage saga]
2019/09/19(木) 22:39:03.26 ID:RSNyvt7K0
 あたしが勃起してしまったのは、たぶん一種の反射みたいなものなのだろう。性的な欲求とかそういうものじゃなかった。そして、それは遅れてやってきた。
 紅潮した顔を手のひらでぱたぱたと扇ぐ夕美ちゃんを見て、ノースリーブのブラウスから伸びる茹で卵みたいな白い肩を見て、なぜだかあたしは唐突に、痛烈に、『この子を抱きたい』と思った。
 あたしの手のひらが、吸い寄せられるように夕美ちゃんの胸のふくらみを撫でる。ブラウス越しにブラジャーの固さと、その奥の弾力が伝わってきた。
「きゃっ」と声を出して、夕美ちゃんが身を引いて立ち上がる。あたしは後を追うように跳ね起き、そのままベッドに夕美ちゃんを押し倒した。
 おさえがたい衝動だった。固くなったちんちんが、もうひとつの心臓にでもなったかのように脈動するのを感じた。
 今のあたしは、誰も知らない謎の少年だ。そして、この少年は近々、あたしが元に戻ると同時に、世界から消える運命にある。あとからいくら探しても、決して見つけることはできない。
 だったら、今だけは、なにをしてもいいんじゃあないか?


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