8: ◆3jMo9iZPSE[sage saga]
2019/09/19(木) 22:40:19.04 ID:RSNyvt7K0
ベッドに仰向けになった夕美ちゃんに覆いかぶさり、無理矢理に唇を重ねる。
夕美ちゃんが頭を振り、困惑したような目で見上げてくる。
男になっているとはいえ、子供の体だ。腕っぷしで夕美ちゃんにかなうことはない。だけど、夕美ちゃんだからこそ、子供にケガをさせるような強い抵抗はできないはず、という計算が頭の片隅にあった。
抵抗は、予想以上に小さかった。夕美ちゃんは押さえつけられた手を振りほどこうともせず、困ったような表情で言った。
「どうして、こんなことするの? 周子ちゃん」
心臓が止まるかと思った。
「なんで……」
「わかるよ」
「……最初から?」
夕美ちゃんがこくんとうなずく。
パニックになりながら、頭を働かせた。どう弁解したらいいか考えた。結論は、『どうしようもない』だった。
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