【艦これ】初月「艦男の娘として生きる」【R18】
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13: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:10:34.22 ID:pSg+FWSO0
姉さんが後ろから抱き着いて来た。

二つの柔らかな感触が、背中に押し付けられる。

涼月「あなたは悪くありません……!」
以下略 AAS



14: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:11:06.05 ID:pSg+FWSO0
初月「無理して僕を庇わなくていい」

初月「あの日、僕が艦隊からはぐれたのが、事の始まりなんだ」

初月「だから悪いのは僕。姉さんは艦娘として立派なことをしたさ」
以下略 AAS



15: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:11:37.83 ID:pSg+FWSO0
入渠――



初月「ふう……」
以下略 AAS



16: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:12:09.59 ID:pSg+FWSO0
ドックの液体に体を浮かべていると、あの日のことを思いだす。

艦隊からはぐれた僕に突如襲い掛かった、一匹の深海棲艦。

その存在に完全に気付いていなかった僕は、奴からの攻撃をまともに受けてしまった。
以下略 AAS



17: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:12:41.40 ID:pSg+FWSO0
幸い、捜索にあたった涼月姉さんが、すぐに僕を発見してくれた。

結果、僕はなんとか生き延びた。

遠征先で手に入れた修復剤を使って延命させるという、姉さんの機転のおかげだ。
以下略 AAS



18: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:13:13.18 ID:pSg+FWSO0
確かに僕は助かった。

しかし、深海棲艦の体液の混入、修復剤の継続使用という不安定な修復から、僕の体は以前から大きく変質することに。

初月「……」
以下略 AAS



19: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:13:44.94 ID:pSg+FWSO0
『艦男の娘』――明石は確かにそう言った。

艦娘としての力を有しながら、肉体的には男としての特徴を有する。

理論上存在すると言われていたものの、前例のなかった存在だ。
以下略 AAS



20: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:14:16.69 ID:pSg+FWSO0
正直なところ、自分が女であることに未練はなかった。

女で良かったと思ったことがなかったからな。

正確には、女で良かったと思う機会に巡り合わなかったことで、性への未練を抱かずに済んだのである。
以下略 AAS



21: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:14:48.43 ID:pSg+FWSO0
傷も完治し、現場に復帰してから、問題が発生した。

艦男の娘となった僕のことを、仲間たちが恐れるようになったんだ。

女の本能が、僕のおちんちんに恐怖したらしい。
以下略 AAS



22: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:15:20.18 ID:pSg+FWSO0
僕への迫害は、やがて涼月姉さんにも向けられた。

侵略者たる僕を生み出したきっかけだからだ。

そんな僕たちを秋月姉さんたちが守ってくれて、そして一緒に迫害されていった。
以下略 AAS



23: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:15:51.93 ID:pSg+FWSO0
どんなことがあったか、詳しいことはもう思い出したくない。

ただ言えるのは、その結果、逃げ延びる形でここへ転がり込むことになったということだ。

おかげで立派な鎮守府からおんぼろ鎮守府へ降格さ。
以下略 AAS



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