【艦これ】初月「艦男の娘として生きる」【R18】
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6: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:05:13.67 ID:pSg+FWSO0
端から見ればただの会話だっただろう。
だが僕には、姉さんたちが気遣っていることが、よく分かった。
特に、僕と涼月姉さんに対して……。
7: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:05:45.47 ID:pSg+FWSO0
照月「……本当に、このままで良いの?」
秋月「でも私たちには、これ以上の手段がありません……」カリカリ
照月「まあ、秋月姉の決めたことに従ってるだけの私には、文句を言う資格はないかな」
8: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:06:17.37 ID:pSg+FWSO0
照月「あーでも、遊びが無いのはちょっと気になるかも」
秋月「……初月たちには寂しい思いをさせているのは、悪いと思います」
秋月「しかし、他に行く宛が無かった時に比べれば、今はずっと暮らしやすくなったと思いますよ?」
9: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:06:49.12 ID:pSg+FWSO0
照月「……秋月姉は大丈夫?」
秋月「私を誰だと思ってるんですか? これくらい簡単ですよ」カリカリ
照月「……ペン、まだインクついてないよ?」
10: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:08:58.77 ID:pSg+FWSO0
11: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:09:30.59 ID:pSg+FWSO0
廊下――
ひび割れた床板。
12: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:10:02.33 ID:pSg+FWSO0
涼月「あの、お初さん……」
こわごわと声をかけてくる涼月姉さん。
本当は聞かなくても分かっている。
13: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:10:34.22 ID:pSg+FWSO0
姉さんが後ろから抱き着いて来た。
二つの柔らかな感触が、背中に押し付けられる。
涼月「あなたは悪くありません……!」
14: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:11:06.05 ID:pSg+FWSO0
初月「無理して僕を庇わなくていい」
初月「あの日、僕が艦隊からはぐれたのが、事の始まりなんだ」
初月「だから悪いのは僕。姉さんは艦娘として立派なことをしたさ」
15: ◆ag9TZfREZs[saga]
2019/10/02(水) 00:11:37.83 ID:pSg+FWSO0
入渠――
初月「ふう……」
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