穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『19』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
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346:名無しNIPPER[saga]
2019/11/17(日) 22:58:53.43 ID:FwisgZtE0



   穂乃果「えっ」

     凛「」ムスッ…



 半ば遮る様に、ちょっとだけ怒気を孕んだ声で星空凛は穂乃果の発言を否定した
頬を膨らませてプイ!っとそっぽを向く
 実は誰よりも女の子らしさに憧れている子が、『自分はどうせ化粧なんて似合わない』そんなことを言った先輩に


少なからず好意的に想っていて、黙ってれば別嬪さんだと思ってる先輩が自分を否定する言い草をしたのだから臍を曲げるというモノだ



 ならば何だ?穂乃果を可愛い女の子だなと思う凛自身の感性は?

 自分の審美眼は化粧しても何一つ変わらない女の子を美人だと宣う瞽<めくら>だとでも言いたいのか?



 ならば何だ?昔スカートが似合わないと小学生の同級生に小馬鹿にされた自分は?

 自分が夕陽を眺める横顔を綺麗だと感じた先輩で駄目なら、凛自身は…凛自身は…っ!心の奥底で女子らしさへの憧れは馬鹿げてるとでも言いたいのか!?





 二重の意味で否定されたようで凛は、内心穏やかではなかった





  凛「……今からさ、凛の考えをちょーーーーーっとだけ言っちゃうね?」



―――
――
―




   凛「―――だから穂乃果ちゃんは似合わないなんてことないの!!」ゼェゼェ

   凛「わかってくれた…? あぁ、喋り過ぎて喉乾いちゃったよ…」

   穂乃果「えっと、なんかゴメンナサイ」



   凛「わかってくれたならいいよ」スッ



 すっかり日は没して、自前のハンカチを敷いたベンチから立ち上がり凛はポケットからあるモノを取り出す



  凛「ハイ!これ」スッ


  穂乃果「えっ…これは」



  凛「凛が使おうと思ってた物、でも…穂乃果ちゃんにあげるっ!」


 指先で摘ままれた一本の筒状の物、それは唇に塗るどこにでもある一般的なモノだった




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